一人になって
こんなに美しい空でも、私には悲しい空。
ゆっくり流れ動く雲を見ながら、考えることは一つ。
私が心から愛していた彼は今、違う女性を愛し違う世界に住んでいます。
今起きていることが全て嘘ならいいのにと現実逃避する日々。
私の知っている彼はもう存在しない。
彼は死にました。
私は何のために生まれて、何のために彼と出会って、何のために捨てられたんだろう。
こんな性格だから、いつまでたっても前へ進めない。
友達に話すこともできなければ、家族にでさえ泣きつくこともできず強いふりをしてしまう。
彼と出会わなければ良かった。
初めてデートに誘われた時、断ればよかった。
彼を信じなければ良かった。